Interview with Daphne/Newアルバム「arigato」リリースに向けて①

Heart*(以下H*): 今回は2017年春リリース予定のNew Albumの収録(2016年の11月)を終えたばかりのダフネ・ツェさんにお話を伺います。
ダフネさん、お忙しい中ありがとうございます。ダフネさん、そして通訳のAzusaさん、今日は宜しくお願いいたします!
Daphne : はい! 楽しみにしています!
H*: さっそくですが、京都での収録を終えたばかりのNew Albumについて聞かせていただけますか?
Daphne : もちろん!
今回の作品は日本のファンの皆さんへ、どうしても日本語で届けたかった、というところから始まったの。
だから、数日間だったけど京都に滞在して、自分の想いを日本語に直したり、音をつけたり、っていう作業を日本の仲間やミュージシャンと一緒に丁寧に制作することができました。
とっても気に入ってるの!
H*: 泊まり込みの制作現場、ずっとご一緒させて頂きましたが、4日間ほぼ一歩も外に出ず集中されていましたね。(笑)
Daphne :それはもう!(呆れながら) あれはとってもハードだったわ!
でも、おかげで全員が情熱を込めて仕事ができたし、いろんな意見交換を重ねながら納得いくまで打ち込めたと思っています。
H*: そうですね。本当にお疲れ様でした。次の京都は、是非観光もしてくださいね!
さて、日本語の歌詞を織り交ぜてのリリース。
ダフネさんにとっての日本。特別な思い入れがなどあるのでしょうか?
Daphne : もちろん! 初めて来日したのが・・・5年前!
この5年間で本当に多くの愛すべき日本の仲間に出会えて、たくさん支えてもらったわ。
だから、このCDに心からの想いを詰め込むことで、恩返しのようなものになればいいな、と思っています。
H*:新曲も2曲収録されているみたいですね!どんな曲に仕上がりましたか?
Daphne : そう!
一つはTara(ターラ女神)の曲なの。
私にとってターラはとても大切で、このマントラの曲を聴いて、日本や世界の人たちの思いやりや慈しみの心に、優しく自然に響けばいいなと思っています。
H*: そういえば小さなターラ像をいつも持ち歩いていらっしゃいますよね!?
Daphne : そうそう!
これはインドで気に入って、それからずっと一緒に旅をしてるんだけど、元はやっぱりチベットから来たらしいの。
実はこのターラの曲はNYで2年前に収録を済ませたんだけどね。
でも、結局、リリースまでには至らなかったから、今回もう少しアレンジを加えて、やっと作品として完成してとても嬉しいわ!

(レコーディング中もいつも一緒にいたターラ女神。収録中のダフネさんを見守っていた。)
H*: そういう経緯があったんですね!
この曲は確かに本当に女性的なしなやかさ、美しさを感じます。
もう一つの新曲はタイトルが「SitaRam(シーターラーム)」。
なんでも、制作現場にいたtiko*さんとダフネさんでラーマヤナ物語の名シーンをイメージして作り上げたとか?
Daphne : そうなの!!
囚われの身となった、シータ妃の身柄の安否を確認しに、ハヌマーンが空をずっとずっと飛ぶじゃない!?
あの飛んでいるイメージや、ストーリー自体のせつなくも勇気や愛に溢れるフィーリングを2人で興奮しながら、一緒に制作している良平さん(Piano)やIsaさん(Guitar)に伝えたの!
そうしたら、ものの15分である程度の構成がどんどんできあがっていって。
細かなアレンジと本テイクを合わせても1日以内だったわ(笑)!